■2010年05月17日日経ビジネス2


■日本電産社長 永守重信氏インタビュー
韓国と比べて日本の法人税率は約15%も高い
とてもじゃないけど、100ドルパソコンなど作れない
極端にいうと経営する以前の問題

今の政府は選挙ばかりを考えて、国民が喜ぶ目先のことばかり言います

何をすれば本当の意味で国民のためになるとか世界競争に勝てるとか全然頭にない
成長戦略がないという以前の問題です
法人税率を下げようとしたら財源が必要になります
本来なら消費税率を上げないといけないのに4年間は上げないと言うのですから話になりません
このままの状態が続いたら、海外に出ていくしかありません
そうなったら税収がますます減り、まさに悪循環です

昔は1位から3位ぐらいまでは利益を享受できるなど共存共栄できていた
今のグローバル競争時代では一位の企業に全部注文がくる
今世界で高い収益をあげているのは全部シェア一位
2位では儲からない
3位なら赤字です

「日本はものづくりではいきていけない」と発言する経営者がいますが、では金融で生きていけるのでしょうか
金融は狩猟民族の世界、切った張ったの世界です
英国は金融にいってものづくりがダメになりました
日本は農耕民族です
お互いに農機具を共有しあったりみんなで助け合ってものを作ってきました
苦しい時は収入は減るが、そのかわり社員をクビにしない永久雇用の原則が日本企業の強みだった
ところが狩猟民族の考えだけを導入し日本のよさである永久雇用の原則を崩した
永久雇用だから休日出勤や徹夜も厭わず仕事に全力投球できた


■ピータードラッカーの情報論
情報を道具として使うようになるや、それがなんであり、なんのためであり、どのような形であり、いつ得るべきであり、誰から得るべきであるかが問題となる
そしてそれらの問題を検討するや必要な情報つまり重要な情報は、現在の情報システムでは得られないことを知るに至る

整理して体系化しない限り、データは情報とならず、データにとどまる
意味をなすには体系として把握しなければならない

外部の世界の情報がついにインターネットで手に入るようになった
依然としてばらばらではある
いかなる外部の情報が必要かを考えることができるようになった