■日経ビジネス20101122

■TPPで牛丼200時代突入
「TPPに加入すれば一杯200円で販売することも不可能ではない」国内大手商社の担当者は言う
現在のところ、牛丼用の牛肉はアメリカ産、オーストラリア産ともに1キロ500円で輸入されている
並盛りに使われる牛肉は約80グラム。現在は40円だが、それが28円ですむ。
さらに米の778%という高関税が撤廃されれば、国内産の半額程度とされる中国産米のほか、人気が高いカリフォルニア米などが輸入しやすくなる。
一杯あたりの米の原価は30円前後。これが15円ですむ。
他の材料もある程度下がることを織り込めば200円で販売することも不可能ではない
BSE問題や事故米事件を始めとして食の安全を問われているのも確かだ。
「米はどんなに安くても国内産を使うだろう」(外食大手)という声もある