不思議なもので勝つ人はいつも買っている
負ける人はいつも負けている
勝ち負けはなかなか公平にはならない

常に次の商売、目標を考えていた
なにか一つ達成すると、ぼくの頭の中で次の計画に進んでいた
それは、ぼくの性分だった


韓国籍の人も、朝鮮籍の人も、すでに日本国籍を取得した人も、国籍でもってうんぬんするのではなくて、共通の民族、民族心で集まるべきだ。日本国籍を取っても、自分たちのルーツ、言葉は忘れてはならない。ルーツをはっきりと自覚するには、韓国の歴史や文化をしっかり学んでおかないといけないだろう。


商店街はまるで西部劇に出てくる廃墟のタウンのように寂れていた
そんな状態まで経済を落ち込ませておいて、ジャスコに文句は言えるだろうか
「敗軍の将は兵を語らず」ということわざの通り、戦いに敗れた将軍は戦略を語る資格などない
文句を言ったとすると、それは言い訳に過ぎない
商売は勝たないといけない
相手に遠慮していると、こちらが死ぬ目に遭う


19世紀にドイツ帝国初代首相になったビスマルクは、こういう名言を残している
「賢者は歴史に学び 愚者は経験に学ぶ」
われわれは歴史から何かを学びとらないといけない
愚者はいつも経験から学ぶ
何かをやってみた。結果は駄目だった。その繰り返しでは歴史から学んだことにならない


資本主義社会は競争社会だ
しかし、競争で得た利益を社会に還元することで社会貢献できる
だから、ぼくは資本主義と人道主義は両立すると考えている
商売である以上、がめつく稼儲けて、お金はきれいに使う
それが大事だ
「お金儲けは技術、お金を使うのは芸術」
とぼくは常々考えてきた


地域社会に感謝の気持ちをもって働くことが大切だとぼくは考えてきた
常に何かを地域社会に還元していく


ホテルニューオータニの創業者である大谷米太郎さんの自叙的な記事を読んだとき、いろいろな商売をしたけれど、自分で苦労して作ったタネ銭でないと、商売は絶対に成功しないといっていることに、ぼくは深い感銘と共感を覚えた
例えば、ぼくが一億円を子どもに渡して、「これで商売をしなさい」といったとしても成功はしない
自分で苦労して貯めたお金でないと、人はビジネスに成功しないそういう教訓が書かれてあった
ぼくは大谷さんの考え方に賛成だ