■日本コカコーラの限界 泉秀一

コカコーライーストは13年に米社ザ・コカコーラカンパニー(tccc)主導の下、関東のボトラー4社が統合して誕生した複合体
tcccから約3割の資本が入った(子会社を含む)
業界で米本社のいいなりと揶揄される

米国資本が少なく独立性を保っている「優等生ボトラー」のコカコーラウエスト

今後、世界の飲料市場は健康志向がさらに高まると予測され、tcccにとって健康軸の商品開発は必須


常に利益を増やさなければならないtcccは「各市場を二つに大別した効率的な投資戦略を立てている」
その二つとは投資市場と刈り取り市場だ
例えば、tcccは15年8月、中国を投資市場に位置づけ、今後の成長ドライバーとして、17年までに40億ドルの投資を行うことを明らかにした
一方、成熟市場である北米や欧州、そして日本は刈り取り市場に分類される
これらの市場ではボトラーの統合によるコスト削減が実施され、徹底して利益創出が求められる