■日経ビジネス 20160111


パナソニックに買収され10万人いた社員のうち9万人強が離散した三洋電機
元会長の野中ともよは、経営危機の中で自分たちの権益を守るために奔走していたサラリーマン集団を指してこう言った
「沈みゆくタイタニック号の甲板で一生懸命デッキチェアを並べる人々」
「国が助けてくれる」と安心しているシャープの社員や、不正会計に手を染めた東芝の社員も同じである
大切なのは巨大な組織の中で、自分の居場所を確保することであり、組織そのものがどこへ向かっているかには関心がない
窮地に陥っても、サラリーマン共同体の発想から抜け出せないでいる


■柳井正 ファーストリテイリング会長兼社長
次の社長はチームで最高のパフォーマンスを出せる人を選ばなければなりません
我々は今、世界で10万人くらいの従業員がいますが、全員が会社の代表だと思える人です
そして、いずれは最初から最後まで終身雇用で社長になっていくのが理想です
外から突然、誰かが入ってきて社長になることはありえません
創業者のDNA、経営の思想や文化を引き継いでくれる人でなければ、うまくいかないでしょう


失敗の経験は必ず役に立つんです


■永守重信 日本電産会長兼社長
僕もたくさんの会社を買ってきたけど、短期的にリストラして業績を上げるのは簡単なんや
雇用を守って、投資もして、その上できちんと利益を上げるプロが非常に不足しています

企業のトップほど、本当になりたいと思う人がならないとあかん職業はない


トップに必要な資質は3つある
1つ目は社員を動かすため、自分の考えていることを伝える「訴える力」
2つ目は白か黒か右か左かを決める「決断力」
3つ目は、「絶対逃げない」こと
どんなに優秀でも逃げるやつはあかん
これらの資質は全部経験して、失敗してみないことには身につきません

昔会社が小さかった頃は、三流大学を2年も留年して、逃げ場のないような人間ばかりが入ってきた
そういう連中を僕が厳しく育てて、その中から今はバリバリと成果を上げる幹部になったやつもいます
一方で会社が大きくなればもっと優秀な人間も集まると思って、この10年は東大卒や、米ハーバード大卒、外資系で活躍したような人間をたくさん採ってきた
経営がうまいだろうと期待してね
でも、結局それは錯覚やった
ことごとくだめ
むしろ僕が育てた人間の方が優秀なくらいでね

経営者はジャッジと挫折の回数で磨かれるんです


GEは1956年に米ニューヨーク州クロトンビルで世界初となる企業内ビジネススクールを開設
日本GE社長熊谷は「トップに求められる要素は変革を起こせること。加えて、近年はチームワークで結果を残せることを非常に重視する」と話す

■亀山敬司 DMM会長
問:
高学歴・高IQの人材を何万人も集めた大企業がアイデアを出せずに苦しむ一方で、高卒軍団が率いるDMMがどんどん成長している

答:
まあ、俺らは戦争で言うとゲリラだからね
どこに隠れて、いつ撃って、どう逃げるか、全部、自分で考え、自分で決断する
間違えたら死んじゃうから必死です
大企業の人たちは正規軍の兵隊さんかな
優秀だけど命令に従うだけで自分の思考は止めている


事業の寿命と会社の寿命は違うと思っています
事業の寿命は人間よりも短くて、例えばDVDが売れなくなったら太陽光パネルを売らせる
ちゃんと商品知識を与えれば太陽光パネルもしっかり売ってきます
太陽光がダメなら次は何を売るか
働き場所を探してあげられるのが経営新しい事業を探してどんどん変態していけば、会社の寿命は延びます


上場企業では社運を賭けた大プロジェクトなんて誰も望まない
イノベーションといった途端にそんな金あるなら配当しろと株主に怒られる


俺やホリエが真ん中に来ちゃおかしい
俺らはあくまでサブカルですよ
ちなみにホリエとは古くからの付き合いです
選挙に出た時はそんな大したやつじゃないと思ったけど、逮捕された時はそこまで悪いやつじゃないと
俺やホリエが何とかやっていける日本は、本当にいい国だと思う