◾︎20160215 日経ビジネス

◾︎大橋徹 コマツ社長兼CEO
ダントツのハードウェアがないと、ダントツのソリューションは生まれない
ソリューションビジネスと一言で言いますが、そのコンセプトは誰でもコピーできる
コピーしたものは結局、長続きしない
米アマゾン・ドット・コムを真似した企業は多く存在しますが、どこもうまくいってない
アマゾンが誇る倉庫管理やロジスティックスの能力を、コピーできなかったからです
そうした観点から、コマツもダントツのハードを開発した上で、ソリューションの形に育てていくことが、競争力の源泉になります

建機のハードについては、参入障壁が非常に高い
建機は販売後5年から10年程度使われ、その後も中古車として転売されて10年以上使われます
メーカーは長期に渡って、修理や部品供給を継続する必要がある
代理店網を作り、サポートし続けないといけない
ここにものすごく手間がかかるのです
新規参入しても、最初の10年ぐらいは利益が出せないでしょう
逆に、市場から退出するのも困難です