「運用立国」で日本は大繁栄する

という本を読みました。
これは、さわかみ投信の社長さんが書いた本です。

内容は一言で言えば、日本はロンドンなどのような金融センターではなく、長期運営を提供する運用センターを目指すべき!!といった内容のことです。

金融センターは世界中から資金が集まり、金融センターを中継地点(ハブ)として、世界各地に資金が流れていきます。中継をすることで国家は手数料などを稼ぎます。
また税率などを下げ、人や資金が流れてくるようにします。
タックスヘイブン(租税回避地)ってやつですね。
これによって、逆に税収がよくなります。

それに対して、

運用センターは、長期投資を基本とする資金を株式市場に投資するための場所です。
安定した資金を供給する場所となることで多くの新興国などの会社が上場するのではないでしょうか。安定資金を求めて。
マネーゲーム化してる市場の何倍も魅力的ですよね?


私も日本が運用センターをめざすことに賛成です。
日本は、長期投資のための運用センターになるべきだと思います。

また、金融センターになるということは、ロンドンのようにほとんどの金融機関が外資に買収されてしまうことも意味していると著者は述べています。

マネーゲームのための金融センターになるよりは、絶対に運用センターになるべきですよね。

なにはともあれ、国家戦略が大事らしいです。
政治家、もっとがんばって!!!!!



「運用立国」で日本は大繁栄する