すごく長くなってます、、
まとめる能力ゼロです、、


●資本主義社会
貨幣経済化が極端に進んだ社会のことで、すべてが商品として扱われる社会でもある

マルクスは、
資本家というのはどんどん生産するけど、資本家というのは世の中のほんの一握りで、それを買う一般大衆(消費者)というのは、その生産にたずさわった労働者でもある
資本家は利益を上げるために労働者から搾り取りながら生産するけど、最終マーケットである消費者(労働者)はますます貧しくなって社会の購買力は衰えていく
だから資本主義は行き詰まるという考え方

資本家は資本家である以上、労働者のことを考えるはずがない
だから、給料を上げるわけがないから、資本主義社会はやがて滅んでいくと考えた

しかし、そんなことにならないように人々は考えた
フォードの創業者は、「社員はフォードの車を買えなければいけない。そのためには賃金を潤沢に出してやり、それでフォードの車を買えるようにしなければいけない。そうしなければ、どう考えても資本主義はうまくいかない」と考えた
これをフォードイズム(フォード主義)という

こういう考え方はイギリスの経済学者ケインズの考えでもあった

単純にいえば、ケインズもマルクスも、資本主義の根本問題は「過剰生産=過少消費」だと考えた
この点は同じである
しかし、そこから先は違う

ケインズは景気を良くするには、労働者(一般大衆)にモノを買えるだけの十分な賃金を与え、購買力をつけてやればいい
そうしたら経済はまわっていくのだと考えた
これは資本主義を修正する考え方だから「修正資本主義」と呼ばれている

具体的には、資本家が利益を上げるために労働者を上げるために労働者を採取しないようにこれ以上安い賃金で働かせてはいけないという最低賃金を定めたり、労働者の福利厚生のためにカネを使わせたり、労働時間を制限するようになった

19世紀から見たら「社会主義的な政策」を資本主義国家でもやるようになった
その意味では1980年代までの日本というのは、19世紀基準でいったらほとんど社会主義国家だった
失業保険も企業年金もあり、労働者がちゃんと生活していけるようにいろいろな手当が施されていた

過剰生産の話に戻ると、1929年に大恐慌が発生したのも、金本位制という金融の問題ももちろんあったが、1番の引き金になったのは、やはり過剰生産だった

第一次世界大戦でヨーロッパの国々は完全にぺしゃんこになり、生産力ががたんと落ちてしまい、アメリカがヨーロッパに対する工場になった
どんどんモノを作ったり、金を貸したりして大いに儲けた
ところが、そうこうするうちにヨーロッパの産業が盛り返して、やがて完全に復興した
ヨーロッパの供給力が復活することで世界的な過剰生産になってしまった

そこで、いくら資本主義、自由主義だからといって、自由放任で世界中がだめになることがわかった
そこで、もはやレッセフェール(自由放任主義)の自由主義、自由経済ではダメだ
資本主義には修正が必要だということになって、修正資本主義でいきましょうということになった

だから、第二次世界大戦後は資本主義国で中産階級がふえ、世の中うまく回転するようになった

しかし、レーガン政権時代にその考え方を逆転させてしまった(レーガノミクス)
これは「サプライサイド経済学」と「マネタリズム」という本来関係がない政策を組み合わせたもの
これらは内的に必然的な結びつきはなかった
しかし、そこに共通している目標があった

→次に続きますf^_^;